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【都市伝説】 犬鳴峠(1) 伝承と現状
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  • 【都市伝説】 犬鳴峠(5) 犬鳴の事件・事故


    福岡最大で全国的にも有名な心霊スポット&ミステリーゾーン、犬鳴峠。
    あまたの噂話や都市伝説彩られ、今なお地元民に「シャレにならん」と言われ続けています。
    旧道、旧トンネル、電話ボックス、隠れ村、置き去り、死亡事故、凶悪犯罪。
    どこかで聞いたような話から、実際にあった凶悪事件まで。拾える限りの話を集めてみます。





    犬鳴の名前の由来
    福岡と大阪には同じ ”犬鳴” という地名があります。
    奇妙なことに、どちらの山にも似たような伝承が残り、それが地名の由来となっています。

    福岡:犬鳴の由来犬鳴山で猟師が犬を連れて猟をしていた。犬が激しく鳴き続けるので獲物がとれぬと、この犬を鉄砲で撃ったそうな。ふと見上げると1丈5、6尺(約5m)程の大蛇が姿をあらわした。犬が鳴いて危険を知らせたものを、誤って撃ったことに猟師は後悔した。猟師は鉄砲を捨ててお坊さんになり、この山に犬の塔を立てたそうな。それから犬鳴という。

    大阪:犬鳴の由来寛平二年(890年)、猟師が鹿を射ようとした時、つれてきた犬が吠えたてるので鹿が逃げ、怒った猟師が犬の首を刎ねた。犬の首は猟師を襲おうとしていた蛇に噛み付き、大蛇と共に息絶えた。猟師は犬に感謝し菩提を弔うために、現在の犬鳴山七宝滝寺で剃髪し、僧となった。それ以後この寺に犬鳴山という山号が与えられた。


    福岡で犬鳴と呼ばれるよになったのは江戸時代からのようです。戦国時代には現在の犬鳴山に山城があり、 ”熊ヶ城” 、 ”熊ヶ峰” などと呼ばれていたそうです。江戸時代に書かれた ”筑前名所図会” に ”犬啼怪奇” として犬鳴の由来が書かれたのが、上の話です。
    福岡の伝承は江戸時代のもので、猟師の武器は鉄砲。大阪の伝承は平安時代のもので、武器は弓(と山刀?)。時代も場所も離れたこの土地に何らかの交流があったのでしょうか。しかしどっちにしても酷い話だなぁ。

    他にも福岡の犬鳴には、「犬でも登るのが辛い峠だから」とか「江戸か明治あたりに殺された女の霊が泣く声が犬に似ているから」という話もあると聞きます。


    場所
    福岡県糟屋郡久山町と宮若市をまたぐ峠です。
    「宮若」と「若宮」はよく名前を間違えられますが(ケロも間違えた)、「宮若」は2006年に福岡県鞍手郡の「田町」と「宮町」が合併してできたばかりの市です。宮若市には地名に「若宮」が多数残るので、結構混乱するかも。現在宮若市は周辺地域との合併論争(詳しくはココ参照)が行われており、この記事の地域情報が変化する可能性があります。

  • Google地図犬鳴峠周辺(航空写真+地図)

    ↑このGoogleの地図で見ると、黄色い道路21号線が”新道”と”新犬鳴トンネル”、
    白っぽく見える道路が”旧道”と”犬鳴隧道”(いぬなきすいどう・旧犬鳴トンネル)、
    心霊系で話題にのぼるは概ね”旧道”側ですね。
    Googleの地図に旧トンネルと旧道を補完したのが↓この図(クリックで拡大)。
    黄色い道が新道、赤い道が旧道、Uがトンネル出入り口です。
    地図の道筋と航空写真が結構ズレてるので脳内補完してください。

    d0124141_0371951.gif


    写真をアップでご覧になりたい方は、Google地図でどうぞ。
    旧道は狭い上に角度のきついカーブが続き、事故が多発したそうです。Googleの航空写真では、封鎖された先の旧道は表示されていません。


    犬鳴峠はどんなところ?
    何もなく、かなり寂しい場所ですが、わりと近く(2キロほど)にダムもあり、ハイキングにはいいかも。久山側に下れば巨大ショッピングモール・トリアス久山、宮若側に下れば脇田温泉があり、どちらもバス(後述)で行けます。
    ワイワイマップで見てみましょう。
    旧トンネルが写真付きでみごと心霊スポットとして紹介されております。ここまで有名だといっそすがすがしい。犬鳴まんじゅうとか売ってそうです(たぶんありません)。


    Attentionこの記事は犬鳴へ行くことを勧めるものではありません。犬鳴へ行きたいという方は自己責任でお願いします。その事を踏まえて読んでください。ケロからのお願い~。


    犬鳴にはどうやって行くの?
    旧道は、廃道(門で封鎖されている道)でなければ普通に通れます。
    くれぐれも、旧トンネル見たいからって門を突破しちゃダメだよ。
    山歩きやダム釣り、ドライブの方は、道が悪いのでご注意ください。バイクで新トンネルを抜ける方は中の空気が汚いのでマスクしたほうがいいかも。
    アシがない方は近くまでバスが出ています。時刻表のチェックを怠らないように。
      JR九州バス(路線バス) 直方線の直方(のうがた)本線
      JR博多駅 ←→ JR直方駅
        久山側(トンネルの西側) → 白木橋バス停下車
        宮若側(トンネルの東側) → 犬鳴口バス停下車
    ※情報の保証はできませんので、JR九州バスのHPをご確認ください。


    犬鳴ダム → 犬鳴旧道途中までの映像
    行ってみたいけど行けない~という方はコレ。犬鳴のYouTube映像です。
    投稿者tacfukuokaさんが犬鳴周辺の映像を詳しくアップされています。
    tacfukuokaさんの投稿作品ページ
    • YouTube犬鳴ダム01 投稿者:tacfukuoka
      ダムの風景ではなくて、ダム周囲の道を車でぐるっと巡る映像。
      山から水が染み出しまくってます。落石注意の看板も。
      途中2ヶ所ほど車が突っ込んだらしいひしゃげたガードレールが映ってましたね。

    • YouTube犬鳴ダム02 投稿者:tacfukuoka
      01:42あたりに右側に映っているのはなんでしょう?電話ボックス?場所が変だから違うような気もするけど。
      最後左手に石の階段が見えます。

    • YouTube犬鳴ダム03 投稿者:tacfukuoka
      最後の石段のところの映像です。

    • YouTube犬鳴ダムの奥01 投稿者:tacfukuoka
      同じくすぐそばの渓流の映像のようです。
      水の音がなんだか怖い効果音になっております。

    • YouTube犬鳴ダムの奥02 投稿者:tacfukuoka
      犬鳴ダムの林と渓流の映像。

    • YouTube犬鳴ダムから犬鳴トンネル 投稿者:tacfukuoka
      犬鳴ダムから新トンネルに入る直前までの映像。
      そういえばこのダムには死体が遺棄されましたね。

    • YouTube犬鳴峠越え 投稿者:tacfukuoka
      久山側から宮若側に抜けて、犬鳴ダムまでかな。
      今までが宮若側→久山側へ抜ける映像だったので、これだけ逆方向。
      トラック多いのに道路幅狭いよね…。

    • YouTube新犬鳴トンネルから旧道の途中まで 投稿者:tacfukuoka
      宮若方面から新トンネルを抜けて久山側の旧道に入った映像のようです。
      道に覆い被さるような緑と真っ赤に錆びたガードレールが雰囲気を醸し出しています。
      最後の場所はたぶん旧道南のヘアピンのところ、左に行くと旧トンネルへ続く旧道、直進だと柳原に続く三叉路。
      げっ、廃道のバリケード、開いてるわ…旧トンネル見たさで誰か壊した?

    Caution!怖い話に行く前に、「旧道・旧トンネルへ行ってみたい」と言う人へ。
    旧道や旧トンネルは、地元福岡でも「シャレにならん」と言われている場所です。
    何がシャレにならないのか。それは正体のない幽霊よりも怖い現実があるからなのです。


    禁止
    まず、現地では普通に生活されている方もいらっしゃいますし、法令を犯してまで立ち入り禁止区域に入ったりなどいろんな方々に迷惑を掛ける事だけは絶対にお止めください。
    鍵や鎖、柵を壊して進入すれば間違いなく器物損壊、不法侵入でしょっぴかれます。「誰か行け」とか「おまえやれ」などの煽りも犯罪教唆になるかもしれません。いたずらのネット殺人予告に訴訟が起こったこともあるのですからご注意。


    廃道・旧トンネルの危険
    1. 事故
      旧道は門で封鎖してありますが、こじ開けて車で入ったりしないように。…と思ったら、映像を見る限りではすでにバリケード開けられてますね…。地図を見ていただければわかりますが、旧道は道幅が狭く急カーブがある事故多発地帯です。道も相当荒れているのでトンネルにたどり着くまでに事故に遭う可能性もあります。

    2. 珍走団(暴走族)などのアブナイ人たち
      ワイワイマップの画像を見てもわかるように、アブナイ人たちが肝試しやハクを付けにやってきたりするので、現実的な危険を孕む場所です。トンネル近くまで行ってそこに珍走団などがたむろっていたら、広場までUターンできる道幅はありませんし、片側がガケなのにバックで逃げ切れるとも思えません。あとスモーク貼りの車とかね。犬鳴ダムに死体を捨てられる事になっても嫌だと思うんです。実際ありましたし。

    3. 倒壊・崩落の危険性
      宮若側は、昔はほとんどブロックがなかったのですが、現在は完全に塞がれたようです。久山側のブロックには隙間がありますが、よじ登ろうとして塞いでいるブロックが倒壊(積み上げているだけなので)したら大怪我じゃ済みません。写真じゃわかりませんが、あれでっかいですよ。直撃なら間違いなく潰れます、いろいろと無惨に。旧トンネルは老朽化しており、内部は岩肌をコンクリで固めただけのものです。水が染み出してきていますし、いつ天井が崩落しないとも限りません。自分が心霊ネタになっては、まさにミイラ取りがミイラでしょう。

    4. 置き去り
      「アタシィ、犬鳴トンネルチョー見たいぃ~!怖い?うっわ、ダサッ」(死語の世界)
      なんて言葉にくれぐれも踊らされないように。
      犬鳴峠で車を降ろされた女の子の話も聞きます。夜の旧道で降ろされたらきっと人生最大の恐怖を味わえると思います。なんせもの凄く寂しい山の中、車が通っても幽霊話のせいで怖がって歩きの女の子なんか誰も乗せてくれませんし、知らない人の車に乗るのも危険がありますよ。前述のとおり危ない人たちも居ますし、その上このあたりは携帯の電波が届かないとか(昔の話。今は知らない)。

    5. 武器携帯
      ヤンキー対策、または”村人”対策で「武器持っていく」なんて人がよく居ますが、複数の相手や、武器を振るうことをためらわない相手に対抗できるとは思えません。近くに助けてくれる人も逃げ込める民家や店もありませんしね。腕に覚えがあっても同様です。そもそも武器を持ち歩いて不審者として通報されても文句言えません。実際、ここではヤンキーが人を襲って、命乞いをさせた挙げ句、生きたままガソリンをかけて焼き殺した事件が起こりました。安全とは、危うきに近寄らないことです。

    6. いたずら
      場所が場所だけに、いたずらで人を驚かそうとする人もいます。そうしようとした男の人が、水をかぶって道路際に立っていたら、いかにもヤクザ風の男が車から降りてきて「何しとんじゃ」と凄まれた、という話もどこかでありましたね。仮に、驚いた人がハンドル操作を誤ってガードレール下の崖に落ちたり、対向車と正面衝突したり、玉突き事故を起こしたりしたら、責任取れませんよね。極端な場合驚いてショック死もあるでしょうから、それで運転手が死んで一家四人が事故死…なんて怖いですよ(詳細書きすぎ)。
      あと、マネキンの不法投棄はやめましょう。

    犬鳴の怪談が引きつけるのは、なにも心霊マニアや肝試しの人ばかりじゃないんですよ~。
    前置きが長くなりましたが、次は犬鳴の心霊騒ぎを集めてみます。
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  • by keroyume | 2007-10-27 21:22


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